全身の細胞や組織を包む膜のことを「筋膜」といいます。

筋膜は骨、筋肉、内臓を統合して身体を支える、全身を包むボディースーツのような役割があり、「身体のかたちを作っている」と言われるほど重要な役割を担っています。

筋肉がスムーズに動くためには、筋膜の滑りの良さが必要です。筋膜は柔らかい組織なので、委縮・癒着しやすい特徴があります。この筋膜の委縮や癒着が血流障害を引き起こし、時にコリや痛み、だるさを招く原因になります。

筋膜を柔らかくし滑りを良くして、解きほぐすことを「筋膜リリース」といいます。当院の筋膜療法は筋膜リリースで、筋膜の捻じれや癒着を手技による圧迫や牽引を加えることで解放します。

また、深部で筋膜が捻じれて癒着してしまっている部分を「トリガーポイント」といいます。

トリガーポイントは手技だけでは治療効果が出にくいため、最新の医療機器であるハイボルテージ治療器を使用します。高電圧で深層まで瞬時にアプローチしトリガーポイントの委縮や癒着を緩和するので、痛みの少ない刺激で治療を行うことが出来ます。

しかしながら、長期にわたって形成されたトリガーポイントは、一時的に緩和された後、再び戻る可能性があります。
回数をかけてリリースを行う必要があります。