近道もほどほどに・・・

先日、受付勤務を終了してから別の用事で遠方へ車で出かけた私。出先に向かう車内で闊歩にやり残したことを思いだし、出先の用事が終わり次第、再び闊歩へ戻ることにしました。遠方での用事が思いのほか長引き、闊歩へ戻る時間が遅くなったことで焦っていました。

カーナビの目的地を「平野駅」に指定し、距離優先で入力したのが失敗。我が家のカーナビは5年くらい前の情報です。今では新しくなった道や封鎖された道もあるのですが、もちろん表示はされません。でも普段は知っている道を使うから、カーナビの情報が古くても全然大丈夫と思っていました。

そんな考えが後悔することになりました。距離優先に指定したことで、山越えをした交差点から行ったことのない方向を、カーナビが支持してきました。不安に思いながらも前方に同じ道を走る車がいたこと、まだ夜の前で道が明るかったこと、闊歩へ急いで戻りたかったことなどが重なって、知らない道でもどんどん進んでいました。

途中から車1台が通るギリギリの細道になっても、前方の車がずっと一緒だったことが私の心の支えでした。少し集落が見えてきてホッとしたのもつかの間、再び山道になり明るかったはずの景色がどんどん薄暗くなり始めていました。何回か山道を通り過ぎ、いよいよこの先に道がないのでは?と思う山道の入り口で、ふと前方の車がハザードを出して停車しました。

「心の友よ!!!(ドラえもんのジャイアン風)こんなところで離脱!!」と車内で叫んだ私。もちろん後方に車はなく私の車1台です。引き返すことも難しい程の細道。このまま前に進むしかありません。今どの道をどこへ向かって進んでいるのか目印もなく分かりません。崖と川の間の細道。獣が出てきそうで落石がありそうな獣道。少し先はカーブしていて見えないし、車のライトをハイビームにしても薄暗くて怖い獣道。ここで川に落ちても誰も気がつかないと思えるほどの道でした。

カーナビの「700m先、右折です」「500m先、右折です」の言葉を頼りに進んでいましたが、ふと、もしかしたらカーナビ情報が古いことで、この道は合流地点前で封鎖されているかもしれないと思い始めました。不安と闘いつつ獣道を通りきり、何とか国道へでたときには、足はガクガク手はブルブル疲労感いっぱいの私でした。

片道1時間半かかる道のりが1時間で闊歩まで到着したのは、距離優先の道を指示したカ―ナビのおかげだったかもしれませんが、この恐怖はもう2度と体験したくないので時間には余裕をもって運転したいと思う私でした。

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