今回は『今年の漢字』についてです。
毎年、世相を漢字一文字で表す師走恒例の「今年の漢字」が先日、京都の清水寺で発表されました。26回目となる今年は【密】(ミツ・ひそかに)に決まりました。
私とっての『今年の漢字』は【間】です。
今年は新型コロナウイルスの影響で、たくさんの【間】ができました。それは、人と人との距離をとること(ソーシャルディスタンス)が求められたり、外出自粛・ステイホーム期間になり学校が始まらないことで、新学期まで間ができてしまったり、テレワークになり家で仕事をすることで、会議がオンラインに切ら変わり、パソコンの画像が固まったり音声が聞こえにくくなることで、スムーズに会話ができなくなりコミュニケーションに間があきました。
でも【間】を感じることで、知ったこともたくさんあります。
それは友だちとの食事のときやおしゃべりのとき、人と人との距離は思ったよりも近かったこと。相手の顔を見て会話することで、顔や声に温度を感じてコミュニケーションをとっていたこと。思い出の写真を撮ったりするときは、たくさんの人が引っ付いていたこと。【間】を知ることで、今までの『普通』がいかに『大切』だったかを感じることができました。
さて、みなさんにとって『今年の漢字』は何になりますか?