台風が去ってから朝晩が一気に涼しくなり、日中も過ごしやすい時間が増えたように思います。闊歩の近辺ではもう鳴いていませんが、我が家では、まだ日中にセミが鳴いていて、最近は夜になると、秋の虫も鳴き始めたことから、夏と秋を1日で体験している贅沢な私です。
さて先月の話ですみませんが、8月の新聞記事で珍しい文字を見つけたので、ご紹介させていただきます。
みなさまは「酷暑(こくしょ)」「残暑(ざんしょ)」「猛暑(もうしょ)」など、暑さに対する言葉をたくさんご存知かと思いますが、「溽暑(じょくしょ)」といった言葉はご存知ですか?
溽暑(じょくしょ)とは、「溽(じょく)=むしあつい」と読みます。 一文字でも蒸し暑いと読むのに、更に「暑い」という言葉が重ねられているため、真夏のむせるような暑さが、容易に想像できますね。非常に蒸し暑い様を、「溽暑(じょくしょ)」といい、梅雨が終わり、夏真っ盛りになる頃の湿気の多い蒸すような暑さを意味するそうです。
今年は雨が多く梅雨時も真夏も、まさに「溽暑(じょくしょ)」となりました。この言葉、来年は使うことなく、からっとした暑さの夏を過ごせますように・・・。