前回は褒め言葉の「さしすせそ」をお伝えしたと思いますが、今回は真逆の嫌な気持ちになる「たちつてと」をご紹介します。
「た」=たいしたことないね 今のあなたの状況からみて感じたことを発言したのかもしれません。でも話してくれた相手の状況になって話を聞いてみてください。
「ち」=違うんじゃない? 何か話をしている時に言われると、続きを話せなくなってしまいます。でも相手があなたに話したい欲求があるということを理解しみてください。
「つ」=つまんないね 相手の話を否定していることになります。興味をもって相手のことを知る姿勢をとると、話に興味が湧いてくるかもしれません。
「て」=適当でいいんじゃない? あなたに対して誰かが相談した時の、返事としてこの言葉はよくありません。相談する人は話す人を選んでいるのでしっかり聞いてください。
「と」=とんでもないです 日本人らしい奥ゆかしい表現だと思います。でも、ありがとうございますという方が伝わりやすいく、伝わってこそ意味を成す思いがあるので、素直な表現の方が良いいかもしれません。
この「たちつてと」より、さらに強い言葉の「たちつてと」があります。
「た」=だから?
「ち」=ちょっと待って?
「つ」=つまり?
「て」=で?
「と」=どういう事?
これは話の要点や結論を聞く時に使われることがあるかもしれません。でもどの言葉も相手を萎縮させてしまうほど、強い口調に聞こえる言葉となりますね。みなさんは最初の「たちつてと」も、次の「たちつてと」も、普段の会話で使われることはないと思います。でも私は子どもと喧嘩したときに、強い口調の「たちつてと」を使うことがあります。「どういうこと?」と問い詰めてしまったり、「だから?」と怒ってしまうことがあります。これを調べたことで、自分が反省すべき点が多々ありました。今後は気をつけたいと思います。