先日、患者さんと独り言の話をして気がついたことがありました。
患者さんが「最近、独り言を言ってしまう回数が増えた」と言われたので、「私も多いですよ」と会話していたところ、どんな独り言をいっているのか聞いてみると、「雨」「洗濯物」「おいしい」「しまった」などと教えてくれたのですが、ふと違和感を感じました。それは・・・
私は患者さんのように単語ではなく、文章で独り言を話していたのです。例えば「あれ?雨降ってるやん、降るって言ってたかな?」とか「洗濯物の量が多いのよ。なんでこんなに着替えるかな」とか、「おいしい、私ってすごいやん、やるね、えらいよ」とか「しまった、失敗してしまった、またやってるし、相変わらずだな」とか、独り言というより、一人つっこみの方が当たっているような気がします。
その話を患者さんにしたら、患者さんはホッとしたようで、「あなたと話していたら、自分はまだ大丈夫と安心する」と言われてしまいました。おかしいな・・・会話のスタートは同じ内容だったはずなのに、会話の内容が患者さんを上回ってしまったようで、私を見て安心するっていうのは、いいのでしょうか・・・私。