秋の雲

みなさん、今朝の空を見上げましたか?とても綺麗な秋の雲でしたよ。実家の母からは「いわし雲」と言われましたが、私は「さば雲」かと思っていました。

そこで秋の雲を調べてみたところ、「さば雲」とは、まさに魚の鯖の背の模様のように波状になった雲のことをいい、「いわし雲」は、ご存知の方も多いと思いますが、鰯の群れのようにみえる雲のことをいいます。この雲は鰯が大漁になる兆しとも言われていますので、もし今朝の雲が「いわし雲」だった場合、鰯が大漁にとれるのかもしれませんね。他にも「うろこ雲」は言葉の通り鱗のようにみえる雲のことをいい、「ひつじ雲」は羊の群れに似ていて、「うろこ雲」より1つ1つの塊が大きい雲のことをいうそうです。こんな風に雲にはたくさんの名前があるのですね。

ちなみに、うろこ雲、さば雲、いわし雲は、いずれも高度5000~1万5000キロ程度にできる「巻積雲(けんせきうん)」の俗称で、小さなかたまりがたくさん集まっているそうです。ひつじ雲は、高度2000~7000キロ程度にできる「高積雲(こうせきうん)」の俗称となっています。どの雲も年中見られますが、秋は空が澄みわたり上空まで見通せるようになるため、高積雲や巻積雲も見やすくなるそうですよ。

最後に「さば雲」「いわし雲」「ひつじ雲」は、低気圧や前線が近づいているときに現れやすいため、天気が下り坂になっており、雨が近づいているということが読み取れるそうで、「うろこ雲が出たら3日のうちに雨」「ひつじ雲がでいると翌日が雨」などの言い伝えもあるそうです。どちらにしても、ここ数日は午前中は晴れていても、午後からは雷を伴う雨が増えていますよね。みなさま、今日も雨傘、日傘を供のご持参くださいね。

 

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