「の」の字

今日は穏やかなお天気ですね。こんなにスッキリした青空も久しぶりのような気がします。そして日差しがあると暖かい!来週からは、とても寒くなると、何度も天気予報で聞いてはいるのですが、今日の日差しをみて想像が出来ない受付です。12月となれば、暖かい間に大掃除や冬物の洗濯をたくさんしておかないと・・・と、呪文のように唱えては、ぼんやりしている受付です。(イメージトレーニングのみです)

さて、先日のことです。

初めての方と会う予定があった私。きちんと話せるかなと緊張している様子に、上の子さんがアドバイスをくれました。「お母さん。緊張した時は手の平に《の》の字を書くといいよ」と言われました。あれ、《の》の字?確か《人》の字だったような・・・と思っていたら、その話を隣で聞いていた真ん中さん。すかさず「それは《人》の字だよ」と言っていました。

確かにおまじないの一つとして、「手の平に《人》という字を書く」というものがあります。迷信のように思えますが、実は手の平に「人」という字を書くと、リラックス効果が期待できるツボを刺激することになるのだとか! 手の平の真ん中には、「労宮(ろうきゅう)」というツボがあります。労宮は心臓とつながっていると考えられ、緊張すると手が冷たくなったり、震えたりすることから、血行が悪くなります。そのためツボを押して血行を良くするとことで、緊張もほぐれてリラックスした状態になるのだとか。手のひらいっぱいに大きく書くのがポイントだそうですよ。

ちなみに、「手に《人》と書いて飲む」というものもあります。これは「人を飲んでかかる」ということからきているらしいです。飲むという言葉には、飲み物を飲むとか、空気を吸い込む、などの他に、受け入れる、妥協する、こらえるなどの意味もあって、他には圧倒する、見くびるという意味もあります。人を飲むというのは、気をしっかり持って相手を圧倒する、度胸をつけるということらしいです。気魄(きはく)で圧倒することが出来れば緊張もしない、ということから手の平に、《人》という字を書いて、それを飲み込む真似をするということらしいのです。

さて、間違えに気がついた上の子さん。今まで受験や面接など緊張する場面で、きっと「手の平に《の》の字」を書き続けていたのだと思います。「これをやればきっと大丈夫!」と思いこむことが大事で、気が紛れて緊張がほぐれたりしたのではないでしょうか。そして微妙に《の》も《人》の字も、手の平にある労宮を押していそうなの気がするので、きっと良かったのだと思います。上の子さんが思い込みで間違えているのは珍しいことなので、私としては驚きと笑いになりました。笑った事で緊張がほぐれたことは、上の子さんには内緒です。おおまじないよりも、笑いが1番効果的でした。

 

 

深呼吸

緊張していると、深く息を吸いこむことができず、呼吸が浅くなってしまいます。浅い呼吸が原因で筋肉や顔がこわばってしまうことも。そんな時は、息をゆっくり「吐き切る」ことを意識してみて。「もう息は吐けない!」というくらい吐き切ると、自然とそれと同じくらいたくさん息を吸うことができます。深い呼吸はリラックス効果を期待できますよ!

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